2026年06月09日
へり付き畳とへりなし畳の違いは?それぞれの特徴と選び方を畳専門店が解説
みなさん、こんにちは!東京都足立区関原の国産畳専門店、有限会社小堀です。
当店では畳工事はもちろんのこと、襖・障子・網戸・壁紙(クロス)・カーテン・ブラインド・ロールスクリーン・ガラスフィルムなどの内装工事、フローリング・クッションフロア・カーペット・長尺シートなどの床工事、水回りはキッチン・浴室・洗面台・トイレ、さらに大工工事・ドアの新調やリペア・内装・外装塗装・電気工事・家具処分など、住まいに関わるリフォーム全般を承っております。
「畳替えをしようと思っているけれど、へり付きとへりなし、どちらにしようか迷っている」そんなふうにお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
昔ながらの和室には、縁(へり)の付いた畳が当たり前に敷かれていましたが、近年は縁のない正方形の「へりなし畳」を選ばれる方も増えてまいりました。和室に琉球畳風のへりなし畳を敷かれる方が多く、最近ではリビングの一角に畳コーナーを設けるなど、住まいのスタイルに合わせて選ばれているのではないでしょうか。
今回は、へり付き畳とへりなし畳の違いについて、見た目・畳縁の役割・サイズ・費用感の4つの観点から、わかりやすくご説明いたします。
1. へり付き畳とは

「へり付き畳」とは、畳の長辺(長い辺)に畳縁(たたみべり)が縫い付けられている畳のことを指します。
私たちが「畳」と聞いて思い浮かべる、昔ながらの和室に敷かれているあの畳が、まさにこの「へり付き畳」です。長方形の形をしていて、長い辺の両側に縁(ふちの部分)がほどこされています。
畳縁には無地のものから、お寺様の本堂で使われるような格式高い紋縁(もんべり)、和柄のもの、最近では洋風のお部屋にも合うモダンなデザインまで、本当に多種多様なものがございます。当店でも何千種類ある縁のデザインの中から厳選した畳縁を取り揃えており、お客様のお好みに合わせてお選びいただけます。
2. へりなし畳とは

「へりなし畳」とは、その名のとおり畳縁が付いていない畳のことです。「へりなし畳」とも書きます。
形は正方形(半畳サイズ)が主流で、市松模様のように畳の目方向を縦目と横目に交互に向きを変えて敷くことで、光の当たり方によって色合いの違いが生まれます。この市松敷きこそが、へりなし畳ならではの美しい見せ方です。
ちなみに「琉球畳(りゅうきゅうだたみ)」という呼び方を耳にされたことがあるかもしれません。本来の琉球畳は、沖縄県で栽培される七島イ(しちとうい)という特別な植物で織られた畳表のことを指しますが、現在では「へりなし畳全般」を琉球畳と呼ぶことも一般的になっております。
七島イ(しちとうい)は現在、大分県で栽培されている大変貴重な素材になります。
3.比較その1:見た目・デザイン性の違い
見た目の違いは、両者を見分けるいちばんわかりやすいポイントです。
へり付き畳の印象

畳縁の存在によって、お部屋に和室らしい落ち着いた表情が生まれます。畳一枚一枚の輪郭がはっきりとして、敷き合わせのラインがすっきりと際立ちます。
また、畳縁のデザインを変えるだけで、お部屋の雰囲気が大きく変わります。シックな無地の畳縁を選べば現代的な和の空間に、伝統的な柄の畳縁を選べば格調高い趣にお客様のお好みやお部屋の用途に合わせて、自由自在にコーディネートしていただけます。
へりなし畳の印象

畳縁の縁取りがないぶん、お部屋全体が広く、すっきりとした印象になります。正方形の畳を交互に敷くと、光の入り方によって市松模様のような陰影が生まれ、モダンで洗練された雰囲気をお楽しみいただけます。
和室はもちろん、フローリングのリビングの一角に畳コーナーを設けたい場合や、洋風のインテリアと組み合わせたい場合に、お選びいただくことが多いです。
4. 比較その2:畳縁(へり)の役割

「畳縁って、見た目のためだけにあるの?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。実は、畳縁には機能的な役割もしっかりあるのです。
へり付き畳における畳縁の役割
畳縁は畳の上を歩く時に、畳縁がついていない畳表(たたみおもて)の角部分を擦れにくいようにするため、摩擦から防ぐ役割がございます。
また、畳縁は畳と畳の合わせ目をきれいに見せる役割も持っています。畳同士が突き合わさる部分に縁があることで、敷き合わせのラインが整い、お部屋全体が引き締まって見えます。
歴史的にも、畳縁は古くから身分や格式を表す装飾として用いられてきました。今でもお寺様の本堂など、格式高い場面では伝統的な紋縁が使われています。
へりなし畳の構造
一方、へりなし畳には縁の部分がありません。そのかわり、畳表の端を畳の側面に巻き込んで折り込むという、特別な技法で仕上げます。
縁がない部分に畳表をきれいに折り込むには、職人の手作業による丁寧な仕事が欠かせません。畳表を折り曲げる際にイグサが切れないよう、湿度や折り曲げ加減を細かく調整しながら仕上げていきます。へりなし畳の美しい見た目は、こうした職人技によって支えられているのです。
5.比較その3:サイズ・形状の違い
サイズと形状にも、両者には大きな違いがあります。
へり付き畳のサイズ

へり付き畳は、地域ごとに決まった規格サイズの長方形が基本となります。代表的なものに、関東で使われる江戸間(幅約880mm×長さ約1760mm)、関西で使われる京間(幅約955mm×長さ1910mm)などがあります。
ただし規格はあるものの、実際のお部屋は壁から壁までの直線がミリ単位で曲がっていたり、わずかに傾いていたりするため、畳職人が一枚一枚採寸して、その場所にぴったり合うように仕上げます。だからこそ、新しい畳がお部屋にすきまなく収まるのです。

へりなし畳のサイズ
へりなし畳は、正方形の半畳サイズが主流です。江戸間であれば短辺の長さ(約880mm)を一辺とした、おおむね880mm×880mmの正方形が基本となります。
正方形にすることで、市松敷きの美しいデザインが生まれます。畳の向きを90度ずつ交互に変えて敷くと、イグサの織り目に対する光の当たり方が変わり、明るい色と濃い色の市松模様のように見えるのです。
また、お部屋の形状に合わせて、4畳半・6畳・8畳など、さまざまなレイアウトに対応できます。長方形のへりなし畳をご希望されるお客様もいらっしゃいますので、お部屋に合わせて柔軟にお作りすることが可能です。
6. 比較その4:費用感の傾向
費用面についても、両者には傾向の違いがあります。
へり付き畳の費用傾向
へり付き畳は、長い歴史の中で標準的に作られてきた形ですので、製作工程も確立されています。畳表のグレードや畳縁の種類によって価格は変わりますが、選択肢の幅が広く、ご予算に合わせやすいのが特徴です。
へりなし畳の費用傾向
一方のへりなし畳は、へり付き畳と比べて費用が高くなる傾向にあります。理由はいくつかございます。
ひとつは、職人の手間がかかることです。へりなし畳は縁のない部分に畳表を側面まで巻き込んで折り込んで仕上げます。畳表を切らずに折り込むには、イグサを傷めないよう湿度や折り加減を細かく調整する必要があり、製作にかかる時間も長くなります。
もうひとつは、一般的なお部屋では半畳サイズを多く敷くことになる点です。たとえば6帖のお部屋であれば、長方形のへり付き畳では6枚で済むところを、半畳サイズのへりなしでは12枚必要になります。畳の枚数が増えるぶん、費用も変わってまいります。
具体的なお見積りはお部屋の広さ・畳の素材・お選びいただく仕様によって変わりますので、お気軽にご相談ください。
7.当店のへりなし畳で扱う素材
「へりなし畳には、どんな素材があるの?」とお客様からよくお尋ねいただきます。当店では、用途やお好みに合わせて**複数の素材をご提案しております。
天然イグサのへりなし畳

伝統的な天然素材であるイグサを使ったへりなし畳です。目積畳表という通常の畳より目幅が細かい物を使うことが多いです。畳本来の清々しい香りと、自然な風合いをお楽しみいただけます。和の趣を大切にしたい方におすすめです。
和紙のへりなし畳

機械漉きの和紙をこより状にし、織り上げた畳表を使用します。色のバリエーションが豊富で、グリーン系・ベージュ系・グレー系・ブラウン系など、さまざまな色や柄がございます。お部屋のインテリアに合わせて自由にお選びいただけます。
水や汚れに強く、お手入れがしやすいのも特徴です。小さなお子様やペットがいらっしゃるご家庭で、よくお選びいただいております。
樹脂のへりなし畳

ポリプロピレンなどの樹脂素材で作られた畳表です。和紙と同じように色のバリエーションが豊富で、耐久性にも優れています。撥水性もあり、リビングなど人の出入りが多い場所にも適しています。
ReFace(リフェイス)のへりなし畳

アゼアス株式会社の「ReFace(リフェイス)」は、耐久性とデザイン性を高いレベルで両立させた畳表です。強靭さとしなやかさを兼ね備え、防滑性・耐水性・防炎性を備えています。引っかきにも強いため、ペットのいるご家庭や、人の出入りが多い場所にも適しています。豊富なデザインの中から、お部屋の雰囲気に合わせてお選びいただけます。
どの素材も、それぞれに魅力がございますので、お住まいの環境やご希望に合わせてお選びください。実際の素材サンプルもご用意しておりますので、お気軽にお問い合わせください。
8.へり付き畳とへりなし畳、どちらを選べばよい?
「結局、自分にはどちらが向いているの?」と迷われる方のために、選び方の目安をまとめてみました。
へり付き畳が向いているお部屋・お好み
– 現状と同じ和室の雰囲気を大切にしたい方
– お寺様・お茶室など、格式を重んじる空間
– 畳縁のデザインや色を楽しみたい方
– 費用を抑えながら畳替えをしたい方
– 長方形のお部屋にすっきりと畳を収めたい方
へりなし畳が向いているお部屋・お好み
– モダンですっきりとした和の空間を作りたい方
– フローリングのお部屋に畳コーナーを設けたい方
– 洋風インテリアに馴染む畳をお探しの方
– 市松敷きの陰影を楽しみたい方
– お部屋を広く見せたい方
もちろん、これらはあくまで一般的な目安です。お客様の暮らし方やご家族構成、お部屋の用途によっても最適なご提案は変わってまいります。
当店では、お客様のお話をじっくりお伺いし、お部屋に合った畳をご一緒に考えさせていただきます。「どちらがいいか自分では決められない」とお感じの方も、どうぞお気軽にご相談ください。
9. 施工方法について
当店では、へり付き畳・へりなし畳のいずれも、一日仕上げまたはお預かり納品で対応いたします。
– 一日仕上げ:朝に古い畳のお引き取りを行い、その日の夕方には新しい畳をお届けする方法
– お預かり納品:畳をお引き取りして数日間お預かりし、仕上がった畳をお届けする方法
ただし、へりなし畳は一枚一枚を手作業で折り込んで仕上げるため、製作に手間と時間がかかります。枚数によっては一日仕上げが難しい場合もございますので、その際はお預かり納品でご相談させていただきます。いずれの場合も、お客様の生活への影響をできるだけ抑えながら、丁寧に施工いたします。
家具の移動も当店で承りますので、家具の動かし方にお悩みのお客様もご安心ください。家具スベールとミニ畳を使い、職人が安全に家具を移動させていただきます。
10. まとめ
今回は、へり付き畳とへりなし畳の違いについてご紹介いたしました。
– へり付き畳:畳縁の付いた伝統的な長方形の畳。和室らしい落ち着いた表情と、畳縁のデザインを楽しめるのが魅力
– へりなし畳:縁のない正方形の畳。モダンですっきりとした印象で、市松敷きの陰影が美しい
– 畳縁の役割:へりは、へりのない部分を守る意味合いもあり、傷みにくくする役割がございます。
– サイズ:へり付きは長方形の規格サイズ、へりなしは正方形の半畳サイズが主流
– 費用感:へりなしは職人の手間と畳の枚数が増えるため、へり付きより費用が上がる傾向
– 素材:当店ではイグサ・和紙・樹脂・ReFace(リフェイス)など、複数のへりなし畳をご用意
それぞれに違った魅力がございますので、お部屋の用途や住まい方、お好みに合わせてお選びいただけます。
「うちにはどちらが合うかしら」「実際の畳表を見てみたい」と思われた方は、ぜひお気軽にご相談ください。お部屋を拝見しながら、お客様にぴったりの一枚をご一緒にお選びいたします。
当店のご案内

有限会社 小堀畳店
〒123-0851 東京都足立区関原3丁目16-2
TEL: 03-3889-6066
ウェブサイト: https://koboritatami.com
[LINE公式アカウントQRコード]

公式LINE ID:@353jyxgy
施工対応エリア
東京都:足立区、葛飾区、荒川区、墨田区、北区、台東区、千代田区、文京区、江東区、江戸川区、練馬区、板橋区、豊島区、杉並区、中野区、中央区、新宿区、渋谷区、港区、世田谷区、目黒区、品川区、大田区など
埼玉県:草加市、川口市、越谷市、さいたま市、三郷市、八潮市、浦和市、春日部市、吉川市、大宮市、上尾市、戸田市など
千葉県:松戸市、船橋市、流山市、柏市、浦安市、市川市、野田市など
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